活動レポート
兵庫県栄養士会 福祉栄養士研究会~高齢福祉分野~
在宅支援で役立つ調理の工夫は現場経験があるからこそ伝えられます
道具の使い方や選定のコツなども伝授
参加者の管理栄養士の皆さんと記念写真パチリ
【食べたいと願うひとが目の前にいるなら】
兵庫県栄養士会福祉領域でご活躍の管理栄養士の皆さんを対象に、講義&調理実習をいたしました。
目の前の患者さん
施設入居のお年寄り
在宅療養している利用者さん
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目の前にいる「食べたい」と願うひとに
管理栄養士の「わたし」ができること
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それを考え、自らを振り返り、明日のケアにつなげ、「食べたい」を支えたい
そう思いながら日々、奮闘なさっている管理栄養士の皆さん
涙目でスライドを見る熱い眼差し
聞き漏らすまいという真剣な表情
忘れない!とペンを走らせる音
私はその熱さに負けじと一瞬も気を緩ませることなく話しをしておりました
見た目にも美味しい介護食嚥下食の調理と
嚥下機能との照らし合わせ方
言語聴覚士とのコラボから生まれる可能性
これらを詰め合わせにした
『楽しさを分かち合い、自ら愉しいと感じられるごはん』の話は、ありがたいことに参加者の皆さんに届いたようです
そして、調理実習では、明るい笑い声が彩る介護食嚥下食の温かい湯気。
そうそう、
こういうごはんは最期のときを優しく包む。
作っているひとも楽しくて
一緒に食べて美味しいを分け合えることが
『豊かさ』。
私は言語聴覚士として、
医療・介護における食の支援、摂食嚥下リハビリの臨床に携わり、
管理栄養士の方から実に多くのことを学びました
職種の違いからうまれるケアの可能性は果てしなく
それは実践知となり、多くの「食べたい」と願うひとになにが届けられるだろうと、
あきらめずに求める図太さも
ともに伴走してくれる管理栄養士の方がいてくれたから身についたのかもしれません
だからこそ、
管理栄養士のお仕事をなさる方を心からリスペクトしています
在宅、介護、福祉、地域というフィールドで活躍しておられる管理栄養士の方々にこれからも伴走できる言語聴覚士であるためにもさらに精進しなくてはと、私自身が前進する動機をいただきました
兵庫県栄養士会の理事のみなさま、
ご参加くださいました管理栄養士のみなさま、
とろみ調整食品等、多くのサンプル提供くださいました株式会社フードケア様、
貴重な機会を頂戴し、誠にありがとうございました